2012年12月31日月曜日

知覚過敏、歯がかける等、力の負担による症状

 さて、私も歯科医師ですから、たまには本業にかかわるテーマで書きたいと思います。歯を失う原因で最も大きいものは歯周病と虫歯、ということはどなたも聞いたことがあると思います。
 私は、これらに加えて、力の問題についてももっと知って欲しいと感じています。力の問題とは何かというと、「必要以上に歯にかかる力」であり、その影響は歯だけではなく、広い範囲にも及ぶことがあります。
症状としては
・歯がしみる
・歯が何となく鈍く痛む、重い感じがする
・歯がかけた、割れた
・歯がぐらぐらする
・アゴの関節が痛い、音がする
・口が開けにくい
・こめかみのあたりが痛い
etc.
 歯科医師として特に気にとめていただきたいのは、歯が割れる、という事実です。割れて抜くことになってしまったのではどうにもなりません。失った物は二度と戻りません。力を入れて噛みすぎる、無意識の食いしばり、夜間の歯ぎしりなど、その原因はいくつかありますが、まずは力のかかりすぎで歯を失うこともある、ということも知っていただけるとありがたいです。いずれまた詳細をアップしたいです。

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