2012年1月31日火曜日

気付き、そして多くの課題

 『おじいちゃん戦争のことを教えて』(中条高徳 小学館文庫)を読みました。あまりにも知らないことが多く、いろいろなことに気付かされました。戦争に至った経緯から終戦まで、それが現在に及ぼしている影響、歴史に学ぶとはどういうことか、国際化とはどういうことか、日本人の心とは何か、今後の日本の取るべき道とは何か、を教えて貰いました。
 戦争の前後のことについて知ることになりましたが、情報や真実というものは自分から探さないと得られないということにも気付くことができました。同時に、自分の頭で考えること、そして物事の本質を見極める能力の必要性を痛感しました。
 この本に書いてあることは、自分にとっては衝撃的でもありました。今、自分の中で整理がついていませんが、とにかくやってみたいことは、
・この本の内容はどのようなものだったのか、自分にとってはどうなのかをまとめる
・この本に紹介されてた書籍、この時代について書かれた別の書籍を読む
この2点について、何とか時間を見つけていきたいものです。時間の使い方も上手くならなければいけませんね。いろいろと課題が見つかって嬉しくもありますが、プレッシャーでもあります。

2012年1月27日金曜日

講演会

 昨日、1月26日に近所の「ささえ愛下山」という、小規模多機能型居宅介護施設にて職員の方、利用者の方を対象に、虫歯、歯周病の原因、進行などについて簡単なお話をさせていただきました。今年度から、協力歯科医師としての任務を仰せつかっていましたので、業務の一環として行わせてもらいました。忙しい中、時間を取っていただいたことに感謝です。
 一番伝えたかったこととしては、今ある歯(今の状況も含めて)を大切にして欲しいということです。聴衆のみなさんに分かりにくいところがないか、反応を確かめながら話たつもりです。一定の理解は得られたようでまずは安心しました。
 今後は利用者の歯科検診(無料)も含め、職員の方と相談し少しずつ対応を練っていく予定です。不安もありますが、感謝と奉仕の心を意識しながらやっていきたいです。


 伝える、ということに関してついでに述べておきますが、現在、別件にて自分の考えを相手に伝えることの難しさに直面しています。このテーマの本を過去2冊ほど読みましたが、当然ながら一朝一夕で、というわけにはいかないようです。さらに言うなら、本を読んで「知識」を得ても「自分のもの」になるかどうかは全く別、ということですね。

2012年1月24日火曜日

ポケットドルツ Panasonic 電動ブラシ使用感

 以前にプレゼントされたポケットドルツを使ってみての感想です。
 これまで、ソニッケアのような専門的な電動ブラシを使用して、個人的に気になっていた点がいくつかありました。一昔前の製品よりは改良され手軽になりましたが、バッテリー交換の手間と換えブラシの価格でまだ難点があると感じます。バッテリーは充電式なので長く使えますが、バッテリーの寿命が来たときにはメーカーに2週間ほど預けなければなりません。その間は手動の歯ブラシで過ごせ、ということなのでしょうがユーザーにとっては不便です。ブラシの交換については、千円以上といささか値が張ります。(10年ほど前に比べればずいぶんマシになりましたが)
 これに対してポケットドルツの場合、
・バッテリーは単四電池1本。寿命を比較すれば短いが、交換や入手は至って簡単。
・本体大きさが16cm弱で非常にコンパクトで持ち歩きやすい。デザインも良い。
・換えブラシは500円程度と比較的安価。
・ブラシ自体が小さいのでその分相対的に毛が硬く感じる。個人的にはあまり小さすぎるのも多少使いづらい
といったところが特徴でしょう。
 あくまでも個人的な感想ですし、全ての電動歯ブラシを使用したわけではありませんが、ポケットドルツはデザイン、手軽さという点でメリットがあります。マニアックな製品は機能重視の方におすすめです。
 ただし、どのような歯ブラシを使っても使い方が正しくなければ意味がありません。主な目的は繁殖する細菌の除去にありますから、ブラシの毛が正しく歯に当たっていなければ目的は果たせません。電動ブラシは磨く効率の良さで優れますが、万能の道具ではない、ということは意識しておきたいものです。

2012年1月18日水曜日

久々の快晴

 少し間が空きました。今日は新潟にしては珍しく雲一つないくらい見事に晴れました。写真を撮り忘れUPできないのがいささか残念ですが、ありがたいことに医院駐車場の氷もずいぶんと減ったようで助かります。関東地方をはじめとした太平洋側ならいざ知らず、冬の新潟ではありがたい一日でした。
北欧に住む人たちもこんな気持ちなのでしょうか。

2012年1月13日金曜日

今日は雑誌記事の転載です。
正確には致知出版社の「人間力メルマガ」からのものです。
心に留めておきたかったので、ここに掲載させていただくことにしました。
自分の身に起こること、それを周りのせいにしてはいけない、
それを常に認識しておくべきだと、そう自分に言い聞かせたいです。

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        「どん底の淵から私を救った母の一言」
            奥野博(オークスグループ会長)

            『致知』1998年8月号
             特集「命の呼応」より

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【記者:昭和四十二年、四十歳のときに経験された倒産が、
    今日の奥野会長の土台になっているようですね】

倒産が土台とは、自分の至らなさを
さらけ出すようなものですが、
認めないわけにはいきません。

戦後軍隊から復員し、商社勤務などを経て、
兄弟親戚に金を出してもらい、
事業を興したのは三十歳のときでした。

室内設計の会社です。
仕事は順風満帆でした。
私は全国展開を考えて飛び回っていました。

だが、いつか有頂天になっていたのですね。
足元に忍び寄っている破綻に気づかずにいたのです。
それが一挙に口を開いて。

【記者:倒産の原因は?】

「滅びる者は、滅びるようにして滅びる」。
これは今度出した本の書き出しの一行です。
倒産の原因はいろいろありますが、
つまるところはこれに尽きるというのが実感です。
私が滅びるような生き方をしていたのです。

出資者、債権者、取引先、従業員と、
倒産が社会に及ぼす迷惑は大きい。
倒産は経営に携わる者の最大の悪です。

世間に顔向けができず、私は妻がやっている美容院の二階に
閉じこもり、なぜこういうことになったのか、考え続けました。

すると、浮かんでくるのは、
あいつがもう少し金を貸してくれたら、
あの取引先が手形の期日を延ばしてくれたら、
あの部長がヘマをやりやがって、
あの下請けが不渡りを出しやがって、
といった恨みつらみばかり。

つまり、私はすべてを他人のせいにして、
自分で引き受けようとしない生き方をしていたのです。
だが、人間の迷妄の深さは底知れませんね。
そこにこそ倒産の真因があるのに、気づこうとしない。

築き上げた社会的地位、評価、人格が倒産によって
全否定された悔しさがこみあげてくる。
すると、他人への恨みつらみで血管がはち切れそうになる。
その渦のなかで堂々めぐりを繰り返す毎日でした。

【記者:しかし、会長はその堂々めぐりの渦から抜け出されましたね】

いや、何かのきっかけで一気に目覚めたのなら、
悟りと言えるのでしょうが、凡夫の悲しさで、
徐々に這い出すしかありませんでした。

【記者:徐々にしろ、這い出すきっかけとなったものは何ですか】

やはり母親の言葉ですね。

父は私が幼いころに死んだのですが、
その三十三回忌法要の案内を受けたのは、
奈落の底に沈んでいるときでした。

倒産後、実家には顔を出さずにいたのですが、
法事では行かないわけにいかない。
行きました。

案の定、しらじらとした空気が寄せてきました。

無理もありません。
そこにいる兄弟や親族は、私の頼みに応じて金を用立て、
迷惑を被った人ばかりなのですから。

【記者:針の莚(むしろ)ですね】

視線に耐えて隅のほうで小さくなっていたのですが、
とうとう母のいる仏間に逃げ出してしまいました。

【記者:そのとき、お母さんはおいくつでした?】

八十四歳です。母が「いまどうしているのか」と聞くので、
「これから絶対失敗しないように、
 なんで失敗したのか
 徹底的に考えているところなんだ」
と答えました。
すると、母が言うのです。

「そんなこと、考えんでもわかる」

私は聞き返しました。

「何がわかるんだ」

「聞きたいか」

「聞きたい」

「なら、正座せっしゃい」

威厳に満ちた迫力のある声でした。

【記者:八十四歳のお母さんが】

「倒産したのは会社に愛情がなかったからだ」

と母は言います。心外でした。
自分のつくった会社です。
だれよりも愛情を持っていたつもりです。

母は言いました。

「あんたはみんなにお金を用立ててもらって、
 やすやすと会社をつくった。

 やすやすとできたものに愛情など持てるわけがない。

 母親が子どもを産むには、死ぬほどの苦しみがある。
 だから、子どもが可愛いのだ。

 あんたは逆子で、私を一番苦しめた。
 だから、あんたが一番可愛い」

母の目に涙が溢れていました。

「あんたは逆子で、私を一番苦しめた。
 だから、あんたが一番可愛い」

母の言葉が胸に響きました。

母は私の失態を自分のことのように引き受けて、
私に身を寄せて悩み苦しんでくれる。
愛情とはどういうものかが、痛いようにしみてきました。

このような愛情を私は会社に抱いていただろうか。
いやなこと、苦しいことはすべて人のせいにしていた
自分の姿が浮き彫りになってくるようでした。

「わかった。お袋、俺が悪かった」

私は両手をつきました。
ついた両手の間に涙がぽとぽととこぼれ落ちました。

涙を流すなんて、何年ぶりだったでしょうか。
あの涙は自分というものに気づかせてくれるきっかけでした。

2012年1月9日月曜日

初詣&厄除け

今日は家族と義理の母とで弥彦神社に遅い初詣と後厄の厄除けに行ってきました。遅いなりにも連休最終日なせいか、神社周辺の駐車場は混雑していて簡単には止められませんでした。


社務所にて受け付けをすませると、私同様に祈祷に来た方が10人以上いらしたのには少し驚きましたが、そこはやはり弥彦神社なればこそなのでしょう。後から後から、比較的絶え間なく受け付けに人が来ていたようです。


祈祷をすませてから、おみくじを引きましたが、末吉、何が書いてあるかと読んでみたら、「世のため人のために尽くしなさい」とのことでした。神のお告げはまさにタイムリーなもので、努力が足りぬ、と尻をはたかれた思いです。

2012年1月6日金曜日

グッド・アンド・ニュー

昨年末より医院で始めたグッド&ニュー。
(どのようなものかは検索していただければすぐ出ます)
思ったよりスタッフもいい反応をしてくれているので有難いです。
私のようにコミュニケーションがあまり上手くない者にはうってつけです。
・自分や相手が何を考え、何を感じたかを口に出すことで各々が確認ができる
・互いの話を聞く、聞いて貰うことで認め合うことができる
・拍手して貰うのもなんだか気分がいい etc.
色々な利点が実感できました。
感謝、感謝。

2012年1月4日水曜日

正月休み

あけましておめでとうございます。
正月休みは一族総勢10人で草津温泉で過ごしてきました。
義理の兄に招待され、何から何まですっかりお世話になってしまいました。
お陰様で久々に身内で集合することができ、貴重な時間を過ごせました。
子供達もスキーに卓球、ボーリングなど、色々なアトラクションで楽しんでいたようです。
感謝、の一言に尽きます。


今年もどうぞ宜しくお願いいたします。